思い通りの音が出せる至高の歓び
ディアパソンピアノは、ただひたすら純粋なピアノであることを希救し、そして具体化させています。
純粋にピアノを愛し、ピアノを弾くことを愛する方々のピアノに対する深い思いに応えることを目指し続け、ディアパソンが得た結論は「純粋な中立音」という言葉に集約されます。
純粋な中立音とは、ピアニストがこういう音を出したいと望むときに、思い通りの音が出せる素質を備えた音楽的な能力のこと。つまり音そのものに余分な個性を持たない、音色に不要な色づけをしていない音、とも言えます。ピアニストの至高の歓びを味わう事が出来る。それがディアパソンピアノです。
現在、ディアパソンは河合楽器にて製造されていますが、その設計はカワイとは別ラインで、たとえばカワイが積極的に合成樹脂材の部品を多用していくのに反し、ディアパソンはかたくなに木製アクションにこだわって作られています(世界有数のピアノメーカーは当然木製アクションです)。
少量生産ながらその品質は良く、技術者のこだわりが感じられるピアノです。また出荷時点で弾き手の要望にも細かく答えてくれます。国産のグランドピアノをお考えの方は是非ディアパソンピアノに触れてみてください。
一般的にピアノの張弦は、低音部の巻線は別として、真線部分は上部ヒッチピンに掛けて2弦ずつ張弦されています。ディアパソングランドピアノの一本張りは、すべての弦を一本ずつヒッチピンに巻き張弦されています。
この方式は、手づくりを主流とするヨーロッパの名器(グロトリアン、ベーゼンドルファー)に採用されています。この方式を採用することにより、張弦時におきる弦のねじれと2音にまたがる張力の不均衡を完全に阻止することができます。その結果、音色は濁りのないクリアなものになり、音の幅も広がり、演奏者の高度な音楽的要求に十分 に応えることができます。
※グランドピアノDG-183に一本張弦方式を採用
アクションはピアニストの指が打った鍵盤の動きを、テコの応用でハンマー打弦へと変えていく機構です。
優れたアクションは、鍵盤に加えられた打鍵力を無駄なくハンマーの打弦力とすることができる、力の伝達効力が高いものです。各セクションで力が逃げないため、演奏者の指に音が伝わり、音を自分で確認しながら弾くことができます。 ディアパソンでは一部に使用されていたプラスチック部品の木製化をすすめ、アクション本来の原形に戻し、その精度を高めました。さらに、グランドピアノ全機種には、セクションごとのエネルギーを逃がさない、力強く完成度の高いヘルツ・タイプを採用しています。
タッチに込める微妙なニュアンスが忠実に音となって表現力豊かな演奏ができる喜びはディアパソンならではのものです。
ディアパソンピアノをデザインしたのは、日本のピアノ界にその人あり、と知られる大橋幡岩です。13歳にしてこの道に入り、ピアノ制作ひと筋に70余年。日本のピアノを国際的な水準に高めた功労により、昭和54年(1979年)4月29日、名誉ある勲六等単光旭日章を授与された、ピアノ界の至宝ともいえる人です。
ディアパソンは、この大橋の設計によって、昭和23年(1948年)、手づくりによる記念すべき第一号が完成したのです。それまで40年以上にわたり、ピアノづくりをしてきた大橋が、どうしても「自分が理想とするピアノをつくりたい」との思いにかられて準備に準備を重ね、培ったピアノづくりの経験をもとにピアノの原理、原則を理解し尽くした観点から「理想のピアノ」だけを念頭に置いてデザインしました。
そして木型をとり、素材を選び、ノミとカンナ、ノコギリなどを主な道具に、採算も、手間も、まったく度外視して、「いい音」「納得できるピアノ」だけを追い求めた制作活動の末、戦後間もない日本にディアパソンが産声をあげたのでした。理想を追求したそのピアノは、奇しくも音楽的価値で世界を凌駕したベヒシュタインに音質が近いと評されました。正統なヨーロッパタイプの音質を持つディアパソンが世に出たのです。
現代においてもディアパソンの職人たちは、この基本設計者である大橋幡岩の思想と技術を受け継ぎ、その理想にさらに近づくために技術を磨き続けています。
DU-128F | ウォルナット艶出 | 税込¥1,430,000 | (税抜¥1,300,000) |
DU-132 | ダークウォルナット艶出 | 税込¥1,760,000 | (税抜¥1,600,000) |
DG-166 | 黒艶出 | 税込¥2,310,000 | (税抜¥2,100,000) |
DG-166F | マホガニー艶出 | 税込¥2,915,000 | (税抜¥2,650,000) |
DG-183 | 黒艶出 | 税込¥3,190,000 | (税抜¥2,900,000) |
・全機種 専用高低自在椅子・標準付属品付きです。
・DG-166F、DG-183Fは受注生産です。(納期: 約6か月)
・メーカーの都合により価格は予告なく変更されることがあります。
愛媛県松山市 T.O様 ディアパソン DR-300
先日は長時間我が家のピアノのために時間を作っていただきありがとうございました。あまりの音の変わりように・・・正直動揺しました。すぐに喜びの反応ができていなかったかも・・・と後で反省しました。あの時は感動で言葉が出なかったんです。
横田社長さん。本当にありがとうございました。やっぱり自分にとって特別なピアノでした。良い音のするピアノでした。嬉しくって・・・横田社長さんが帰った後も、次の日も・・・暇さえあれば音を出して癒されてます。タッチも変わり・・・指が動きやすくなった!上手になったのかな?(笑)と思うほど弾きやすくなりました。大切に育てたらもっと良い音が出ると思うと・・・楽しみでしかたありません。
横田社長さんに出会うまでは、私の周りではディアパソンの音を聞くチャンスがないので・・・自分のピアノを弾いては・・・あれ?こんな音だったっけ?自分の求めてた音って?と疑問を持ちつつ・・・我慢をしないといけないのだと思っていました。HPを見つけて連絡をして・・・すぐ対応してくれて・・・
説明から調律や整調の作業中も気になってウロウロしてしまう私たちに詳しく説明をしてくださって、ピアノの現状を知ることができ、素人の疑問にも答えてもらってピアノとともにすっきりしました。
是非また横田社長さんにお願いしたいです。 今後ともどうぞよろしくお願いします。ありがとうございました。