1932年に誕生し、今年で第91回を迎える日本音楽コンクール(毎日新聞社と日本放送協会と共催する日本のクラシック音楽のコンクール)。日本国内におけるもっとも権威と伝統のある音楽コンクールとされ、特に最近では若手音楽家の登竜門として認知されています。https://oncon.mainichi-classic.net/
ベヒシュタインは第1回をはじめ、度々公式ピアノとして採用されてきましたが、戦後は他社にその座を明け渡していました。そして第91回、ベヒシュタインは第2予選の公式ピアノとなり、第2予選の出場者すべてがベヒシュタインを弾くことになりました。これは日本音楽コンクールの革新ともいえるものです。
日本音楽コンクールのピアノ部門は、第1予選から第2予選,第3予選と本選会からなり、ピアノ演奏部門は3回の公開予選を通過したコンテスタントが本選に出場します。第1予選ではヤマハ、そして第2予選では全員がベヒシュタインのフルコンサートD-282を演奏します。